魔法にかけられて

魔法にかけられて
監督 ケヴィン・リマ 脚本 ビル・ケリー 音楽 アラン・メンケン
出演 エイミー・アダムス パトリック・デンプシー ジェームズ・マースデン スーザン・サランドン レイチェル・コヴィー ティモシー・スポール
http://www.disney.co.jp/movies/mahokake/

ディズニーのセルフパロ映画。いっやーたまらんねwアニメの世界から魔女によってあいつもこいつも現代のNYに現れるわけですが、冒頭のアニメからして秀逸。
現在のようなデジタルアニメーションではなく、セルアニメーションってだけで、ゾクゾクしますね。「ディズニーのお約束」がてんこもりに盛られているし、作画もさすが丁寧で言うことなし。まずお話の本がナレーション(ジュリー・アンドリュース!)とともに開いて物語が始まり、恋に恋するプリンセス、お友達の動物たち、つややかに歌ってくるくる踊って、王子様と出会って、悪者に襲われて、ってもうww音楽もアラン・メンケンでハズレなわけないし!今までディズニーのセルアニメはテレビ画面でしか観たことなかったのに、それを劇場の大きなスクリーンで観ていることに、それだけで感動しました。
セルフパロディってくらいなのだから、パクッたところももりもり。私が気づいた過去のプリンセスシリーズからパクったであろう(とガチな)ところを挙げてみるのコーナー。

  • 本が開いて… 眠れる森の美女(オーロラ)
  • 12時までに… シンデレラ
  • 真実の愛の口づけ 眠れる森の美女
  • 舞踏会 美女と野獣(ベル)
  • 毒リンゴ 白雪姫
  • ドラゴンに化けた魔女の死ぬシーン 白雪姫
  • 置き去りされたクリア素材のヒール シンデレラ

…まぁ定番どころばっかか。でもこれによって「ニヤ…」ってできるんだな!まだ他にもあったかもだけど。リトル・マーメイド(アリエル)とかアラジン(ジャスミン)モチーフのもあったのかしら。今まで実写+アニメだとロジャーラビットとかあったわけですが、これはそれぞれが別世界で存在します。キャラクターがアニメからそのまま実写の世界になっても違和感なく、ちゃんとわかりやすい。大事なところをちゃんと押さえてくれていてあーんしん!NYでジゼルが歌声を動物を呼び、つっても現代のNYだからアニメのように鹿とかリスとかが来るわけがなく、排水溝から出てきたネズミだのドバトだのGさん(超リアルなので要注意です)だのなんだけど、アニメ同様食器洗ったり、掃除したりとプリンセスのお手伝い☆…ウェェ。ネズミの尻尾で拭いた皿なぞ…ギィヤァァァァァ!!これはホラーだぜーー!!!実写とリアルに隔たる壁w
とにかく「おもしろかったよ!」と言いたい映画でございました。(ディズニーに嫌悪感がなければ)オススメ!