映画ドラえもん のび太と緑の巨人伝

映画ドラえもん のび太と緑の巨人伝
声の出演 水田わさび 大原めぐみ 木村昴 関智一 かかずゆみ 三石琴乃 松本保典 千秋 萩野志保子 吉越拓矢 土屋蓉子 渡邊甚平 大塚周夫堀北真希 三宅裕司 有田哲平くりぃむしちゅー
http://doraeiga.com/2008/

まほかけに続いてドラえもん。劇場でドラ観るのいつぶりだろう。小学生時以来なのは間違いない。まほかけに対して、こちらの酷さにお口あんぐり。以下苦言が続きますので、イヤな方は見ない方がいいです。
それにしてもドラえもんがこんなにも無残になるものなのかと悲しくなりました。これってわさドラになってからこうなの?TV版もそうなの?(普段TVで観てません。)「より原作に近づける」とリニューアル時に聞いた気がするけど、まず線が本当に受け入れられない。鉛筆線のような、Gペンのような、なんか、一定じゃないのよね。かと思えば「ガヤ」キャラクターたちが「1本のサインペンで描きました!」みたいだったり。背景はCGを多用していて、すごくレベルが高い。家も町並みも森もめちゃくちゃリアルで、ドキュメンタリー映画の再現CGみたい。だから余計にキャラクターの線とのギャップを感じました。そこまでのCGなんて、ドラえもんに於いて必要じゃないよ。等身がのぶ代ドラと違うのも「リニューアル」の一部なんでしょ?声が違うのはわかってるからがんばって観ようとしてたけど、その他にも違和感違和感…違和感の連続。そもそもアニメを「がんばって観る」ことも違う気がするけど。のび太の部屋も私が知ってる部屋と違う。机が部屋入って突き当たりにある。入って右じゃないの?ドラえもんの寝る押入れはそこじゃないでしょ?時代設定もグチャグチャな気が。スネ夫が「僕はケータイとパソコンとゲームがあればいいや」みたいなこと言ってたので現代なのだろうけど、野比家のテレビが古いし、上にレースかかってるしw、と思えば電話が現代モノだし。混乱。話もお粗末で、「…ジブリ?」なシーンがありすぎだし、環境問題を提起したいのだろうけどストレートすぎる。大半の鑑賞者たる子供にわかりやすいようにしたつもりなのかなぁ。それにしても…。時折、ザックリと話が進んだり、後半はあっちゃこっちゃをガーっと回収したり、で雑な感じがしました。最後のキィ坊とのび太の別れではさすがにうるっときたけど、これは条件反射のようなもんだからね。もうこれでわさドラを受け入れよう、という気持ちがなくなった。もう懐古厨でもなんでもいい。のぶ代ドラだけでいい。夜、黒バラに出てた大山のぶ代を観て心底思った。