容疑者Xの献身

容疑者Xの献身

容疑者Xの献身

読み始めて気づいたけど、これガリレオ先生モノなのね。ドラマ観てないけど。他のガリレオシリーズ(なのか?)も読んでないけど。このミス大賞1位の作品ですが、これと同じく1位を取った葉桜の季節に君を想うということ (文春文庫)と最後の読者の驚愕の種類がちょっと似てますなぁ。私は歌野の方がどビックリしましたけど。葉桜〜は映像化できないし!こっちはドラマと一緒のふむふむ(2/6生まれだから。)で映画化だもんね。ふーん。ふーん。
なんかいっぱい賞を取ってる本作品ですが、そんなにあっちゃこっちゃで絶賛されるほど…かなぁー、というのが読了後の感想。たしかにおもしろいと思うし、天才VS天才の構図は結構好きだし、だけど、読んでる間のワクワクドキドキ感とか、「ページが止まらん!!たちけて!」感とか、トリック解明の過程の「ずぉぉぉぉーー!!」って鳥肌立つほどのアレとか、が、あんまなかったな。東野作品は2冊目だけど、やっぱり文章が肌に合わない…うーん…合わないとは言い切れんけど、大好きな有栖川や綾辻や歌野のように「しっくりしっとり」吸い付くような感覚がないのです。好きな人は好きみたいですがね。結局は相性なんだなー。どっかのブログで拝見しましたが、「ガリレオ先生って火村に似てる」ってのは「わかる!」って思いました。二人とも助教授(現在は准教授ですね。)だしw