エリザベス:ゴールデン・エイジ

エリザベス:ゴールデン・エイジ Elizabeth: The Golden Age
監督 シェカール・カプール
出演 ケイト・ブランシェット ジェフリー・ラッシュ クライヴ・オーウェン アビー・コーニッシュ サマンサ・モートン
http://www.elizabeth-goldenage.jp/

観たい!と思ってて→ブランチの映画コーナーで「…あれ?あんまおもしろそうじゃないかも。」→「映画観ようっかなー」→ライラと迷ってこっちに→おもすれぇぇ!!という流れ。ブランチのせい?
まず人物が出てきてその衣装の美しさで鳥肌が立った。触ってもいない、映像の中の、その衣装の生地がとんでもない良質である、というのがスクリーン越しにバコン!と伝わる。アカデミー賞の衣装デザイン賞だものね。本当に吐息が出る。めっちゃくちゃ素晴らしいのですよ!エリザベスもこれでもかと衣装替えしてくれるものだから眼福。スペイン団はもう「チェーザレだ!」って感じだし。

チェーザレ 破壊の創造者(1) (KCデラックス)

チェーザレ 破壊の創造者(1) (KCデラックス)

前作は観てないけど十分にわかるストーリー。一般的な知識がなんとなくあれば大丈夫です。処女王として夫を子供を持たず、自国を守る。自由に恋もできず、愛した男ローリーを自分と同じ名前の信頼した侍女ベスと踊らせる。分身として。だって女王である自分がそこに立つことはできないから。*1歴史物ではあるけど、歴史よりエリザベスの、女王として、また女としての物語の色が強いです。ローリーに一度だけキスを頼むところはただただ切ない。普段は威厳ある女王でも、愛する男の前でウブでビクビクして震えるエリザベスが本当にかわいい。ただ「強い女」と括るのは簡単ではあるけど、誰だっていつも頭のてっぺんからつま先から強くいるなんて無理な話で。その葛藤とかがよく描かれていたと思います。良質。

  • 追記

フランシス役のジェフリー・ラッシュ。「あれ…この名前絶対知ってるし、絶対この人の観たことあるし、それは私の好きな作品のはずなのになんだっけ…」って思いながら観てたんだけど、バルボッサbyパイレーツじゃんよーーー!!!バカバカ!私のバカ!ジェフリーさんに土下座で謝れ!

*1:下世話だが、もちのろんここで私は「真珠夫人」の瑠璃子を思い出す。直也と夕子でバーチャルセクロス。