ディスタービア

ディスタービア disturbia
監督 D・J・カルーソー
キャスト シャイア・ラブーフ サラ・ローマー キャリー=アン・モス デヴィッド・モース アーロン・ヨー
http://www.disturbia.jp/

「映画を観る」とだけ決めて、シネコンの前でラインナップを凝視。レイトショーなので帰りの電車との兼ね合いを考慮しつつ*1、タイトルすら見たことないレベルの当作品をチョイス!レッツネタバレ!

あらすじ: 交通事故で父親を亡くしたケール(シャイア・ラブーフ)は自分を見失い、学校で教師を殴り3か月の自宅軟禁処分を受ける。時間を持て余した彼は、退屈しのぎに近所ののぞき見を開始。彼の親友のロニー(アーロン・ヨー)と、隣に引っ越してきたアシュリー(サラ・ローマー)も巻き込み、3人はスパイ活動に熱中していく。(シネマトゥデイ


うーはー!ハラハラドキドキした!すんげーした!ストーリー的には古典的なんだけど、やっぱり古典となるには古典となるだけのよさがあるっつうか。つかまず冒頭の父子ののどかな釣りのシーンで「あれ…入るスクリーン間違えたかな…え!間違えた!だってサスペンスなのに!」と思うほど超のどか。のどかすぎてコカコーラ飲んでましたよ父子。その帰り道に事故が起こるんだけど、冒頭〜本編〜ラストとつながりが…上手じゃないっつーか…別作品3つくっつけましたみたいな稚拙さはあったなぁ。「え?で?」みたいな。人物感情の掘り起こしが浅くて唐突感を味わうことが何度か。でもそういうのを脳内ですべて受け止めて補完して、そして深く考えないようにしてw観るとおもしろいです。ケールはわけあって外に出られないから*2、ロニーとアシュリーが外で動くんだけど、そこでまず「ああ!めっかっちゃったよ!」「ああ!帰ってきちゃうよ!ヤバイよ!」とハラハラ、母親が捕まったと思ったケールが発信機無視の救出に向かったその家の中で「超こわい!超こわい!(私が!)」とおもくそ目を伏せて字幕だけ観てました。(…私はチキンですよ?)あと、作中にやたらiPodやらiTunesやらXboxやらPSPやらyoutubeとか出てくるの。Nintendoはなかったけど。現代だよね〜、ほーう。となぜか感心しました。
どうやらスパイダーマンやらパイレーツやらを退けての「全米3週連続No.1」の映画らしいのですが、そういう期待はしないで観た方がいいです。どっちかってーとB級臭漂ってるしw私も「これを観よう」と思って観たわけじゃないから(タイトルすら知らなかったし)、そういう意味では思わぬ佳作を観られて大変ラッキーでした。や、おもしろいよ。ホント。やっぱ怖い映画は映画館で観るに限りますわ。

*1:なにぶんとても本数が少ないので。

*2:教師殴って自宅謹慎、足首に自宅の発信機から30m以上離れたら警報→警察到着の装置をつけてる。