風とCM

読売新聞夕刊にて箭内道彦特集。お気に入りとして中学時代の自分に見せてやりたいというギブソンのギターを紹介。

自分はいま中学生の時の自分を連れて歩いて生きているんじゃないかと。彼のカタキ討ちに付き合っているだけの人生なんじゃないかと。

カタキ討ちなだけの人生とまでは思わなくとも、中学生の時の自分はめいっぱい連れていると思う。「だけ」じゃなくてもカタキ討ちはしている気がする。だって、まだコドモだったもの。しょうがなかったんだもの。「いつか…!」って気持ちは持ち続けていたし、今だって持っている。全部叶えることは無理だとしてもね。
あと、「嫁とロック」のジャケット撮影の時のこともちょっと。

宮藤官九郎さんから「風とロック」と同じ書体でお願いしやす!とのオーダー。

しやす…w 
箭内さんはCMディレクター、って正式?にはクリエイティブ・ディレクターっていうのか。CMってHDDなら(ステレオ放送でなければ)勝手にすっとばされるし、トイレ行ったり*1、見ようと思って見るもんじゃないけど、目の引くCMってのは確かに存在する。媒体もテレビ・ラジオ・紙だけでなくて、テレビでもWebへ誘引させるのやらWebムービーやらトレインチャンネル*2と広がってるし。見て、興味を持ってもらうことに必死なのだよね。その中でも箭内さんのはやっぱり惹かれるものが多いなぁと思います。広告ってのはもちろんクライアントも存在するわけで、クライアントを納得させつつの中で、キッチリ惹くCMを作れる。すげー。見る人からしたらそりゃなんでもおもしろいのがいいに決まってるさ。
箭内さんの元勤め先・博報堂のビルの本やさんには「風とCM」がちゃんと平積みされています。

風とCM 箭内道彦とCM全作品とその仲間

風とCM 箭内道彦とCM全作品とその仲間

*1:乱一世か。

*2:山手線とかのテレビみたいなののアレ。